「いいこと思いついた!」と思っても次の瞬間に忘れてしまったり、同じ悩みをぐるぐる繰り返したり、そんな経験はありませんか?
思いついたときに思いついたままを保存することは、新しいアイデアや解決方法を生み出すことにつながります。
いつもメモ帳とペンを持ち歩いていない人でも、スマートフォンは手元にあるのではないでしょうか?
そんな人におすすめしたいのがマインドマップ作成アプリ「XMind」。
今回は、マインドマップ作成アプリ「XMind」をご紹介したいと思います。
マインドマップって何?
”マインドマップ”とは、世界的に知られている、ノートを活用した思考手法です。
紙の真ん中にメインテーマを書き、そこからブランチ(枝)を伸ばし、思い浮かんだ内容をできるだけ短い単語で書きだしていきます。
連想を広げながら、マインドマップの枝も伸ばしていき、具体的な単語を増していきます。
思いついたままをある程度書き出したら、全体を俯瞰して眺めることで、関連性が見えて、頭の中が整理できたり新しいアイデアが浮かんだりします。
バラバラに見える情報を関連付けつつ整理するのにも役立つので、議事録や読書感想などにも応用できます。
「XMind」はシンプル!デザインがいい!!
マインドマップ作成アプリでおすすめなのが「XMind」。
基本的に無料で利用できて、操作も簡単です。
(有料で追加できる機能もあります。)
デザインは13種類から選ぶことができるので、イメージに近いものを選んで使うと脳を刺激して効果的でしょう。
またマインドマップだけでなく組織図・ロジック図・ツリーチャート・魚骨図・タイムランチャート・マトリックスという全7種類のテンプレートがあり、目的によって使い分けることができます。
●入手方法
「XMind」は、android、iPhoneどちらにも対応しています。Google Play、App Storeでそれぞれダウンロードします。
「XMind」の使い方(マインドマップ作成方法)
①新しいマインドマップを作成
アプリを起動して、画面右下にある(+)マークをクリックします。
次に「新しいマインドマップを作成」をタップします。
②CENTRAL TOPICを編集する
CENTRAL TOPICを編集します。
CENTRAL TOPICとはマインドマップのメインテーマが何かを表すものです。
タップすると「編集」ボタンが表示されるので、作成したいテーマを入力します。
入力を確定する時は背景部分をタップします。
③ブランチ(枝)を伸ばす
CENTRAL TOPIC(画像では「マインドマップ」)を選択している状態で、左下のブランチ追加ボタンをタップします。
④Main Topic1を編集する
追加したブランチに表示されているMain Topoc1を編集します。
編集方法は②と同じです。
CENTRAL TOPICから連想する単語を入力します。
「 ③、④」を繰り返してどんどん追加していきます。
図のように枝を増やしていきましょう。
マインドマップ作成の便利な機能
配置を自由に変更可能
各TOPICを長押しすると移動させることが可能です。
長押ししたままスライドさせて置きたい場所で離します。
マーカーやステッカーでイメージを膨らませる
マーカーやステッカーを貼りたいTOPICを選択した状態で、画面右上の+印をタップします。
画面下部にインサートが表示されるので追加したい項目をタップします。
優先度やタスク進捗状況などをマーカー付けで見やすくできます。
(上図ではアイデア出し、思考の整理などについている数字がマーカーです。)
関連ステッカーを貼ることで見映えもよくなり、イメージもふくらみます。
(上図では議事録、読書メモにあるイラストがステッカーです。)
注釈やハイパーリンクで情報をまとめる
注釈やハイパーリンクを単語に関連付けて保存することができます。
(上図の「メンタル」についているのが注釈で、タップすると見ることができます。上図の「XMind」についているのがハイパーリンクで、タップするとWebサイトが表示されます。)
シートの色やテキストのフォントなども設定できる
背景をタップした状態、もしくはTOPICを選択した状態で、画面上部のローラーボタンをタップして「と色や形などさまざまな設定ができます。
「XMind」をパソコン版と同期
思いついたその場ですぐに記録できるのがスマホ版アプリ「XMind」のいいところです。
ただ、マインドマップが広がっていくと、スマホの画面では全体を俯瞰しづらくなります。
そんなとき、おすすめなのがパソコン版「XMind」への同期です。
一番簡単な方法はWi-Fi転送です。
①パソコンに「XMind」をダウンロードする。
公式ページから無料ダウンロードできます。Windows版、Mac OS X版、Linux版があるのでお使いのOSに合わせてダウンロードしましょう。
②画面右上のマークから「Wi-Fi転送」を選択して表示されたURLをパソコンブラウザのアドレス表示部分に入力します。
③「XMind Transfer」という画面が表示され、転送元の端末名が表示されます。
④転送したいファイルにチェック印を入れて、ダウンロードマークを押します。
ブラウザ画面の下部にダウンロードしたファイルが表示されるのでクリックして開きます。名前を付けて保存します。
パソコン版の「XMind」はスマホ以上に様々な操作ができるので、よりいっそう発想ゆたかにマインドマップを広げることができます。
パソコン版の「XMind」で作成したマインドマップを持ち歩きたい場合は、ブラウザの同期画面の[+Upload files]からファイルを選択します。
「XMind」のまとめ
マインドマップ作成アプリは複数あるので、実際につかってみて自分に一番なじむアプリを使うことが、脳のリラックスを促し、マインドマップを効果的に活用できることになります。
難しい操作がなく、見た目もシンプルでデザイン性の高い「XMind」は、ストレスフリーでテーマの連想に集中できるアプリとして、おすすめです。
無料機能でも十分活用できますので、ぜひ実際に試してみてはいかがでしょうか?