こんにちは、じょにーでっぷんです。
本業のドライバーの傍ら、このブログに愛を注いでいます。
いきなりですが、日本は雨が非常に多い国です。
日本に住む以上避けては通れない「雨の日の運転」ですが、「たかが雨」と思って運転することはめちゃくちゃに危険です。
今回は「雨の恐怖」についてのお話です。
雨での運転は事故率が通常の約5倍に跳ね上がる
雨の日はもちろん視界も悪く、事故も多いと予想はできますが、実際にデータとして事故率が「約5倍」になるといった記録があります。
「首都高速の1時間あたりの事故率」で言えば、晴天時の場合で1.0件、雨天時で4.9件までに跳ね上がります。(JAF調べ)
晴天時には難なく運転できても、雨が降るだけで様々な要因から事故に繋がる確率が急激にあがってしまうのです。
早速ですが、雨での危険なシーンをいくつかお話します。
雨での運転で、あの世が過る理由
大粒の雨で視界が真っ白!地面とガラスに打ち付ける雨でホワイトアウト
特に大粒の雨の時は視界が滅茶苦茶に悪くなります。
普段トラックを運転しているのですが、大粒の雨の日は運転するのが怖い。本当に怖い。
特に「風で車のフロントガラスに打ち付けられる雨」と「地面に打ち付けられて跳ね上がる雨」、「車のタイヤに跳ね上げられて飛散する水しぶき」が合わさった時には視界が真っ白になり、何も見えない状態になります。
これが山道や狭い道なら尚更たちが悪い。
「雨で視界が悪いのに、何も気にせずフルアクセルで前から突っ込んでくる車」や「おばあちゃんが乗って突進してくるリアカー」が急に面前に現れた時なんかは本当に肝が冷えます。
また、ハザードも焚かずに路面にはみ出して駐車しているヤバイ車も結構多いので注意が必要です。
雨+車のヘッドライトのコンボは凶悪
仕事柄、夜に運転することも多いのですが、その中でも凶悪なのが「雨と車のヘッドライトのコンボ」です。
もうこれが本当に鬼コンボで、雨で濡れた路面にヘッドライトが反射して一瞬にして視界を奪われてしまいます。
そこに「登り坂」や「カーブ」が登場すると、更に事故率もUP。
正に「凶悪」です。
不意の割り込みに恐れおののく
雨の日は、視界が悪いせいで「急な割り込み」が多発します。
特に「おじいちゃん、おばあちゃん」の割り込みが滅茶苦茶に多い。
これは「視界が悪いせいで、直進してくる車に気が付きにくい」からなんですね。
「おっ、今車来てないやんけ!行ったろ!」
からの接触事故がテンプレです。
夕立の時は人影にも要注意
夏の時期ですと「夕立」もかなり危険を伴います。
夕立は「夏に(時に雷を伴い)、短時間に激しく降り注ぐ雨」のことですが、大量の雨により、やはり視界が悪くなります。
そんな時には「人影」にも要注意です。
急な雨なので傘を持たない人が多く、雨に濡れたくない気持ちから横断歩道以外の場所を駆け抜けていく強者が増えてきます。
非常に危険です。やめてください。
ツルツル路面で非常にスリッピーに
雨が降ると地面がとても滑りやすい状態になります。
特にマンホールはツルッツルに滑ります。
バイクなんかが雨の日にマンホールに突っ込むと、倒れる倒れないは別にして十中八九スリップします。
また、急ブレーキを踏んだりした時にマンホールがあると事故になりかねませんので要注意です。
窓ガラスが曇って何も見えずパニックに
雨の日は車のフロントガラスの内側がかなり曇りやすくなります。
また、トンネルに入った時にはフロントガラスの外側に水分が付着して曇りやすくなります。
フロントガラスの曇りは「急に」やってきますので、もしフロントガラスが曇ってきてもパニックにならずに対処しましょう。
雨の日の運転対策・事故予防
普段の速度よりもゆっくりと運転する
一番は、晴天時のスピードよりも速度を落として走行することが大切です。
中には、雨でも構わず爆走するスピードスターみたいな車もいますが、決して真似をしないでください。
眩しさ予防の為、偏光サングラスを使用する
主に晴れの日に多く使われる「偏光サングラス」ですが、実は雨の日の運転でも効果を発揮します。
対面でのヘッドライトの光を和らげ、眩しさを軽減してくれるのでおすすめです。
スリップ予防の為、常にタイヤの状態を気に掛ける
雨の日はタイヤがスリップしやすい為、常にタイヤの減りを気にするようにしましょう。
「すり減って溝が無くなったタイヤ」で雨天走行することはめちゃくちゃ危険です。
あなたが思っている以上に滑ります。
曇り防止にデフロスター機能を使用する
ご存知の方も多いかと思いますが、車にはデフロスターという機能が存在します。
このボタンがデフロスター(通称デフ)のスイッチです。
窓ガラスが曇ってきたら、すぐにこのスイッチをオンにして、風量マックスで風を送り込んであげましょう。
あとがき
いかがでしたか。
今回は「雨での車の運転」についてお話しました。
雨の中で運転する人は、気をつけてください。
それでは皆様、ご安全に!